事業創造大学院大学

2026年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

田原 岳仁さん

異業種、多国籍の知見を活かし、理論と経験を両輪としてより高いレベルでの店舗運営を行いたい

田原 岳仁さん

株式会社ハードオフコーポレーション ハードオフ新潟女池店 店長 2015年4月本学入学

入学した動機について教えてください。

大学卒業後、新卒として現在の会社に就職して10年以上が経ち、自分なりに蓄えてきた経験や築いてきた持論といったものはありました。あるいは書籍や経済番組などで見聞きした先人の工夫や挑戦などにも触れてきましたが、それらがはたして広く一般的に適応可能な理論であるのか、確かな学術的裏付けを得たいという思いが常にありました。そうしたところに、この大学院への入学希望者を公募するという会社の知らせに触れたことで入学を考えるようになり、当時の勤務地からは引っ越しを伴って転勤しないと通学が不可能であったことから娘の幼稚園などの関係で迷いはあったものの上記の動機から入学を決めました。

学んでいる科目について教えてください。

基礎科目である「マーケティング」や「経営戦略」はもちろん、発展科目である「サービスマネジメント」や「リスクマネジメント」でも隣接する領域を扱うことがあり、多くの科目を履修することで相互に補強ができると感じました。「サービスマネジメント」ではサービスという実体のないものをいかに生産し、いかに消費してもらうかということを他の参加者との討論を通じて考えましたが、ここでも他の科目で学んだ事柄がサービスというものの特性をより浮き彫りにする形で役立ち、理解を深める助けとなりました。仕事に加えて予習・復習も行うとなると非常に大変ではありましたが、早いうちに多くの科目を履修しておいたことが他の科目の理解や演習での研究に有益であったと思います。

演習や事業計画書(ビジネスプラン)について教えてください。

大人数での講義形式の授業と違い、演習では少人数で参加者による発表や討論が行われるため、参加者同士の交流が密なものになります。所属企業での業務だけでは接することのなかった、異なる業種、異なる年代、異なる国籍の参加者との交流、意見交換は書籍やニュースなどのメディアでしか触れてこなかった知識や情報に厚みと深みを与えてくれました。また、上記のような異なる背景を持つ参加者から自分の研究にアドバイスを得られることは非常に意義深いことと感じられました。

MBA取得後の将来の目標について教えてください。

卒業後はMBAの知識や大学院での交流を通して得られた異業種、多国籍の知見を活かし、理論と経験を両輪としてより高いレベルでの店舗運営を行いたいと考えております。加えて、学んだ事柄を当社の業務に落とし込んで独自の理論として昇華させ、ハードオフコーポレーションならではの強みとし、これを周囲に伝えていくことで全社的に波及させ、自らの学術的好奇心を満たすのみならず、公私にわたって実りあるMBA取得としたいと考えております。