基本理念
基本理念は、①独立あるいは組織内で新規事業を創造しうる人材の育成、②地域社会のニーズに応えうる人材の育成、③国際社会に貢献しうる人材の育成です。本学ではこの基本理念を実現するために、建学の精神および本学の目的を明確にし、以下の3つのポリシー(「アドミッションポリシー」・「カリキュラムポリシー」・「ディプロマポリシー」)をベースに入学者を受け入れ、カリキュラムを編成し、アントレプレナーに必要とされる基礎知識およびアントレプレナーシップの発揮に必要な専門的かつ実践的な知識を修得して、地域社会および国際社会に貢献しうる起業家および組織内で新規事業を創造しうる人材の輩出を目指しています。
建学の精神
事業創造大学院大学においては、わが国が直面する課題を広く認識するとともに来るべき時代の潮流を把握しつつ創造的な経済・産業活動に取り組む人材を育成します。 すなわち自ら起業に取り組むことができる資質、また組織内において新しい事業を創出することができる資質(アントレプレナーシップ)の形成につながる教育を行い、 地域を再生する人材を育成することにより、真に活力あるわが国経済の発展に貢献します。 本学ではそのために「研究に基づいた実践、実践に基づいた研究」を理念に掲げ、あくまで、起業を実現しかつその事業を発展させるにふさわしい高い能力と識見と専門性を備えた、事業創造実践家の育成を目指します。
本学の目的
事業創造大学院大学は、学術の理論および応用を教授研究し、その深奥をきわめ、文化・社会の発展に寄与するとともに、経済・産業の諸分野において貢献しうる高度職業人の育成を目的とします。事業創造研究科事業創造専攻は、日本経済、グローバル経済の相互発展に貢献する事業や企業を、独立して、または組織内で創造し、経営する人材を育成することを目的とします。
アドミッションポリシー
事業創造大学院大学では、独立したベンチャー企業の創業や組織内での新規事業の創造・経営などに明確な問題意識を持ち、確固たる目的意識を有する人材を受け入れます。 そのため、社会人として職務経験を有する者の他、起業に対する熱意にあふれ成績優秀な現役学生も受け入れ対象としています。 選抜にあたっては、経済や企業経営の分野に関する学力試験を行うほか、面接試験を通じて独立起業や組織内事業創造に対する熱意や適性を有する人材であるか否かを判断します。
事業創造大学院大学が主たる対象として想定するのは、次の5つのタイプの方々です。
- 社会での豊かな経験を有しベンチャー企業の創業を志す人材
- 企業・官公庁等から派遣され新規事業開発や組織変革を担う人材
- 高い意欲と基礎学力を有し将来の起業を目標にした新卒者
- 日本企業や日本に関連する国際的な新規事業への従事や起業を志す留学生
- 事業承継者
カリキュラムポリシー(教育課程編成方針)
基本的考え方
事業創造大学院大学では、独立起業や組織内事業創造を担いうる人材およびビジネスのグローバル化に対応できる起業家等の人材を育成するためのカリキュラムを編成しています。 基礎段階から発展的な内容へと幅広い科目を体系的に学ぶことが可能な教育プログラムを提供し、アントレプレナーシップの涵養と実践的な能力の育成を目指します。
カリキュラムの枠組み
- 基礎科目群
独立起業または組織内事業創造を企てる人に必要とされる経営に関する基礎的な知識を身につける科目です。 - 発展科目群
アントレプレナーシップの発揮に必要な素養を身につけるため、専門的かつ実践的な5分野にわたる科目を配置しています。5分野として、経営戦略分野、財務・金融分野、情報・技術分野、アントレプレナーシップ分野、事業環境分野があります。 - 演習科目
少人数によるゼミナール形式の「演習」を通じて実効性のある事業計画書等、「専門職成果報告書※」を作成することにより事業創造を実践的に学びます。- 専門職成果報告書:事業計画書、プロジェクト報告書、研究論文
ディプロマポリシー(学位授与方針)
事業創造大学院大学では、起業家および組織内事業創造を担う人材の育成を目的としてカリキュラムを編成しています。 したがって、これらの人材に必要とされる基礎知識およびアントレプレナーシップの発揮に必要な専門的かつ実践的な知識を修得して所定の単位を取得するとともに、 実効性のある事業計画書等、専門職成果報告書を作成して審査で合格したものに対して経営管理修士(専門職)の学位を授与します。