事業創造大学院大学

2026年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

樋口 督水さん

いつか時間ができてからではなく、学びたいと思った時がチャンス

樋口 督水さん

社会福祉法人愛宕福祉会 新潟市障がい者就業支援センターこあサポート センター長 2017年4月本学入学

入学動機

現在、障がい者就労支援の相談員として障がいある方と障害者雇用を行う企業のコーディネートを行っております。今まで福祉分野で働く中であまり営利企業との接点は多くなかったのですが、現職において多くの企業の皆様と話をする機会が増え、営利企業の考えやそもそもビジネスのベースにあるものを理解することでより良い支援ができるのではないかと考え始めたことに加え、社会福祉法人も常に国が決めた制度改正や人材不足と向き合うだけでなく、営利の考えをもって経営を考えていくことでもっと地域に貢献できる法人になれるのではないかという思いが浮かび、経営を本格的に勉強したいと思ったことが動機です。

大学院で学び得たこと

大学院で学ぶ内容はすべてが新鮮で、授業で学ぶことが次の日に活かされる位身近な内容から、大学院に来なければ一生触れないだろうという専門的な内容まで、毎回興味深い内容ばかりです。また、普段何気なく観ていたテレビをマーケットの観点で見るということができることや、よく行く店の顧客へのアプローチを考えたり、財務諸表分析を通じて企業の戦略がみえたりなど、1年前まで考えられないほど視点が変わりました。

そして、何よりも各業界で活躍されている先生方に教えてもらえるので、学問のための勉強ではなく生きた内容であること、ふとした疑問を質問するとすぐに「この人を訪ねてみてみるといいですよ」など人のつながりももってくれることがありがたいです。

また、同期の社会人学生と留学生のみんなが互いを尊敬しながら学びあえる環境があり、とても気持ちよく学べる点で、おのずと視点が新潟や日本だけでなく海外ではどうなのだろうという考えを生むことができるのも面白く思います。特に人材不足の介護分野に関して興味をもって研究している留学生も数名おり、同じ問題を中国人、ベトナム人、日本人で話し合う場面はとてもグローバルだなと思い、日本だけで解決しないことを海外の方からの視点でみていけるのはとても面白いと思います。

今後の目標、貴法人の事業紹介

社会福祉法人愛宕福祉会は保育園など児童向けサービス、障がい者サービス、高齢者サービスを展開している社会福祉法人です。常に地域がよりよくなるためのサービスを展開したいと考えており、職員が活発に企画提案をしている法人です。自身が所属する障がい系サービス事業所は「誰もが働ける地域にする」をモットーに、障がいや病気ゆえに働くことを諦めている人や悩んでいる人を働ける人材にすることで、自信を取り戻すお手伝いをさせていただいています。今後も地域で必要であればそのニーズに合わせて積極的に事業展開を行っていきたいと思います。自分の目標は、障がいのあるなしに関わらず働ける社会構築のためのヒントをビジネス視点から提案できるよう、在学中に全力で考えていくことです。

これから入学を検討される方へのメッセージ

ただ知識をつけるだけであれば通信教育でも自学でもよいかと思います。しかし、時間を使って通学し、仲間と勉強した時間というのはただ学ぶ以上の学びになっていると思います。自分自身、子育てしながら働き、学ぶという状態で家族や周りの人に協力してもらいながら、自身も時間の使い方の工夫をしていますが、自分が真剣に学ぶ姿勢を持つことで子供にも勉強への姿勢が生まれているような気がします。今しかできないこと。今だからできること。今が一番時間を大切に使っていることは確かで、大変以上の充実感を感じています。

学びは常に次の学びにつながり人の縁につながると思います。だから、いつか時間ができてからではなく、学びたいと思った時がチャンスで、自分は今この時期・この場で学べて本当に良かったと思います。

一歩を迷っているのであれば、まずは進んでみてください。迷う時がチャンスです。