事業創造大学院大学

2026年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

青木 成史さん

大学院の環境は「新潟と世界をつなぐ」基盤の一つ

青木 成史さん

新潟県労働委員会事務局総務課 調整審査第2係  2017年4月本学入学

入学動機

「行政の人がなぜ経営の勉強を?」とよく聞かれます。しかし、国際化、地方創生などの流れを踏まえ、複雑多様な地域の課題、特徴の中で、地域の在り方や人々の幸せな生活の基盤づくりを模索する行政の仕事は地域経営にほかなりません。そして経営理論をツールとして活用する能力、実効性のある施策を考え、実行するためのアントレプレナーシップは、行政職員には欠かせません。

行政職員として数年間勤務する中で、このような考えを抱き、もっと自分を成長させたいと考えていた中で、事業創造大学院大学について知りました。事業創造大学院大学では、勤務を続けながらにして、県内の多様な企業の方々や多くの留学生と学び合う環境が整っているので、職場だけでは得られない学び、人脈,国際感覚を得られると考え、入学を決めました。

大学院で学び得たこと

日々の業務の中で生じた課題の対処や改善方法を考える上で、学んだ理論や知識が活かせる部分はもちろんありますが、本学で得た最大の財産は、ここでしか出会えない人々との学びの時間やネットワークだと思います。

県内の様々な業界の人々や多くの留学生との交流は、日々刺激を受けることばかりであり、日々の業務だけでは視野が狭くなりがちな中で、勤務先以外での人々との濃密な時間のおかげで自分の世界が広がったと実感しています。

私は、インバウンドや観光振興を研究テーマにしていることもあり、特に留学生との授業内外での何気ない交流・意見交換や一緒に参加したコンテストなどを通じて得られる視座はとても貴重なものばかりでした。観光振興はもちろん、あらゆる分野でグローバルマインドや外国人人材の活用などが話題になっていますが、事業創造大学院大学の環境は「新潟と世界をつなぐ」基盤の一つであり、その価値はとても大きいと思います。

今後の目標、貴庁の事業紹介

私は、現在は労働関係の部署に所属していますが、研究は、新潟県のインバウンド推進、観光振興について行っており、今後は主に観光振興を担う組織のデザインや合意形成などについて研究を進めたいと思っています。

新潟県では、新潟県総合計画「にいがた未来創造プラン」をもとに、「命と暮らしが守られ、一人一人が未来への希望を持って自らの幸福を実現できる新潟県を創る~現在と未来への責任を果たす県づくり~」を基本理念に日々業務に取り組んでいます。その中では、魅力ある観光地のPRと国内外からの観光客誘致の推進や北東アジアをはじめとする諸外国との交流の推進なども重要な施策に位置づけられています。

インバウンド推進のための研究も、国際社会の中での新潟を見つめる貴重な機会です。業務とは離れているからこそ、より客観的な視点から課題を見つめるとともに、こうした施策に還元できる実効性のある研究になるよう、努力していきたいと思います。

これから入学を検討される方へのメッセージ

特に社会人の方は、勤務を続けながらの学習ということで、不安な面もあると思います。

しかし、県内はもちろん国外も含めたグローバルな交流、ネットワークづくりができる事業創造大学院大学には刺激がたくさんありますし、自分次第でいくらでも楽しく充実した2年間をおくる環境が整っています。事業創造大学院大学への入学には色んな動機があると思いますが、だからこそ多様な視点・バックグラウンドをもった仲間たちと学び合う貴重なチャンスです。

学内で学生が組織している交流会サークルには、修了生も参加していますし、私もこれから入学される方と交流会や色々な機会でお会いできるのを楽しみにしています。