事業創造大学院大学

2026年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

グェン・ティ・ミン・グェットさん

Nguyen Thi Minh Nguyetさん

ベトナム ハノイ大学卒業 2012年4月本学入学

学んでいる科目について教えてください。

私が事業創造大学院大学に入学してから一年を迎えました。ビジネスプラン作成法、マーケティング、経営戦略、財務諸表分 析、企業倫理などの必修科目と、アジア経済とビジネス戦略、ブランド戦略、サービスマネジメント、財務会計入門など選択科目 を取得しました。一番好きな科目はマーケティングと経営戦略です。事業のコンセプトの作成、市場細分化、ポジショニングから ターゲット顧客の決定、ニーズのネックの解消まで、いろいろなステップを順調に実現しなければなりません。専門書の理論を 勉強しながら、ケースブックを参考にし、クラスで学生同士が互いに積極的にディスカッションすることで、本当に面白くて充実したものが得られます。しかし今、私たちを含めた若い世代の間では、理論なしに現実だけを直視する者が多いようです。現実と理論にどんな違いがあるのでしょうか。私の考えは、論理と現実は原理的に同じですが、理論を現実に適当に適応し、事業内容また商品によって、適切なマーケティング戦略をとるために調整すれば、成功になるかもしれないと思います。

演習と事業計画書(ビジネスプラン)について教えてください。

私は春学期に入学し、秋学期に演習を始めました。演習に入る前に、私にとって最適な先生を選択することをよく考えました。数学が弱く会計の知識を補充したいことをきっかけに、会計を専門とする先生をゼミの担当先生として選択しました。しかし、私のゼミを担当する先生は財務や会計を教えてくれるだけでなく、日本語についても添削してくれるため、留学生の私にとって本当にありがたいと思います。ゼミは毎回、先生をはじめとして日本人の学生が互いに意見を出し合いながらディスカッションをし、お互いによい刺激を与える中で、よりよい方法論を勉強します。それゆえに、私の事業計画に役立つアドバイスと情報を貰いながらも、日本語も益々改善し上達していると実感しています。 また、私の事業計画は「ベトナムにおけるベビースパを起業するための研究」ということです。現在、ベトナムにおける1世帯あたりの子供の数は1-2人であり、子供の人数があまり多くないので、世帯の生活経費を抑えられ、生活の水準も向上してきています。そこで多くの父母が赤ちゃんをはじめとした子供へのケアに対する課題について、関心が高まり始めています。一方で子育てに慣れていない若い母親をはじめ、育児をしながら仕事を続ける若い母親がストレス に陥りやすくなる現状もあります。そのようなストレスを軽減し、母親と赤ちゃんに幸せを与えるきっかけとして、私はベビースパをベトナムで設立しようと思って います。そこでは若い母親にも同じ年頃のお子様を持つ友人ができ、育児の悩みを相談し合うなど情報交換ができ、親子で楽しく過ごすことができます。ベビースパを通して、私は若い母親たちに信頼していただけるよう安全で理想的なベビーケア環境を作りたいと思います。

MBA取得後の将来の目標について教えてください。

卒業後は日本でベビーケアあるいは美容に関する知識を得るために就職する予定です。必要十分な条件を満たしてから、国に帰って、日本での知識と経験を活かし、小児科医である友人と協力してベビースパを開設しようと思っています。最近では女性が起業することは、珍しいことではありません。私はまだ若く、想像力があり、実行力があります。いつか私の夢が叶うと信じています。 留学した今、日越関係の架け橋として日越の文化交流や活動に熱心に参加し貢献できるよう、微力ながら努力するつもりでいます。それを通して、私は日本の文化や芸術、そして日本人について、ベトナムの方々に広く紹介し、感動を与え、両国民の理解が更に深まるように尽力していきたいと考えています。