事業創造大学院大学

2026年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

北 徹朗さん

教育と研究、そして地域社会との融合を目指して

北 徹朗さん

武蔵野美術大学 身体運動文化 准教授
株式会社アクションリサーチ 代表取締役
2010年3月本学修了

地域コミュニティの活性化に貢献する健康支援事業を

2008年2月に昭和大学医学部で医学博士の学位を取得後、研究成果(エビデンス)をベースに、地域コミュニティの活性化にも貢献できる健康支援事業を立ち上げたいと考えていました。事業創造大学院大学は、一般的な教育内容に加え、スポーツ、ツーリズム、ヘルスケアビジネスなど、他の専門職大学院には見られない、大変ユニークなカリキュラムであることを知りました。

 

私の専門分野である、健康・スポーツ科学を基軸としたビジネスプランの作成を検討する上で、事業創造大学院大学の存在はまさに「ドンピシャ」で、大学院説明会に行きすぐに受験を決意しました。2008年4月の入学後は電通ヨーロッパなどで社長経験もある信田和宏教授(マーケティング)のもとで、大変有意義な2年間を過ごしました。

授業内外で日々ディスカッションを重ねて

入学してみると、私と同様にユニークなカリキュラムに惹かれた様々なバックグラウンドの方々が学生として所属していました。例えば、都内で複数の事業を営んでいるインド人実業家や、ベトナム政府系企業の留学生もいました。また、現在客員教授をされている伊藤聡子さんとも同期でしたし、こうした皆さんと授業内外で日々ディスカッションを重ねていました。

 

現在、私は武蔵野美術大学(東京都小平市)で身体運動文化研究室の専任教員として勤務しています。ここでは、例えば、スポーツメーカーのプーマやブリヂストンといった企業との共同研究や産学連携を導引したり、大学教育やアート&デザインの分野に貢献できる、新たな風を起こす取り組みを多数行っています。このほか、玉川大学経営学部観光経営学科、帝京科学大学医療科学部、事業構想大学院大学などでは、「マーケティング」や「マネジメント」に関する授業の担当教員として招聘されてきました。こうした活動や大学への採用には、事業創造大学院大学での経験や実績が評価されていると思います。

 

シンポジウムでの講演

シンポジウムでの講演

日本プロゴルフ協会の経営戦略委員に

大学教員は「象牙の塔」というイメージが強いかもしれませんし、私も本来そうあるべきだと思っています。ただ、これから社会に出ていく大学生においては、産業界との連携や、一般社会を見据えた研究や経験は重要であるし必要であると確信しています。その点で、私自身のリエゾン活動が学生教育のみならず、企業や社会にも貢献できればと願っています。

 

例えば、2016年には日本プロゴルフ協会の経営戦略委員に任命され、2017年には経済産業省が中心となって組織されたゴルフ市場活性化委員会に大学教員としては唯一、委員(有識者)として任命されたりしています。ゴルフはあらゆるスポーツの中でその市場規模は最大であり「ナンバーワンスポーツ」と言われることもしばしばあります。近年、スポーツビジネスが国策としても掲げられるようになっていますが、そのような業界において有識者という立場で提言できる人材でいられるのは母校(事業創造大学院大学)での経験無くしてはあり得ません。

 

大学ゴルフ授業の充実に向けた産学連携調印式を仲介

大学ゴルフ授業の充実に向けた産学連携調印式を仲介

何を学ぶか、どう学ぶか

専門職大学院(ビジネススクール)は紋切型とか金太郎飴状態だと言われることがあります。しかし、事業創造大学院大学には他の専門職大学院にはない教育理念や特徴的なカリキュラムがあると思います。

 

その1つが、アントレプレナーの養成に軸足を置いている点で、私のようなビジネスに無関係だった者がここで学び、ビジネス的視点や感覚を身に付けて活躍している事実は大きいと思います。また、これは私に限ったことではなく、多くの修了生(起業家)たちがそれを証明しています。

 

個人的には、2016年には一般社団法人を、2017年には株式会社アクションリサーチという会社を新たに立ち上げ、教育と研究、そして地域社会との融合を目指して、さらに高い目標に向かって頑張っています。こうした活動の源も事業創造大学院大学での経験がなければ成し得なかったことは言うまでもありません。