ビッグデータオープンデータ研究会

大学連携新潟協議会ビッグデータ・オープンデータ活用研究会(以下、研究会)は、ビッグデータ・オープンデータの利活用を活発化することで、地域社会の発展と人材の育成に寄与することを目指しています。その2015年の開設時より、行政や県内の企業等とも連携し、さまざまな利活用推進の取り組みをおこなってきました。新潟地域活性化研究所の理念に通じる活動として、研究員(本学教員)が研究会の様々な活動に取り組んでいます。

研究会では2018年度の活動として、一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)の主催する「アーバンデータチャレンジ(UDC)」(http://urbandata-challenge.jp/)という、「地域課題の解決を目的とした地方自治体を中心とする公共データを活用した年間のイベント開催を伴う一般参加型コンテスト」に参加しています。
その具体的活動として、「留学生による留学生のための集い」と題するイベント、アイディアソン(「アイデアマラソン」の略で、短時間で集中してアイデアを創出することを目的とします)を、2018年11月25日(会場:新潟大学駅南キャンパスときめいと)と12月9日(会場:事業創造大学院大学)に開催しました。同イベントには研究会に参加している大学の留学生が多数参加し、Code for Niigata(http://www.codeforniigata.org/)メンバーのサポートを得て、3つのグループで熱心な議論が繰り広げられました。
議論のテーマは「新潟を住みよい街にするにはどうすればよいか」に設定されました。これは新潟にも年々増えている留学生の「不安」や「不満」、ここがこうならいいのにといった要望を形にすることでより良い街を作っていこうというものです。「バスの便が良くなればいいのに」といった意見や「留学生はアルバイトのし過ぎで疲れている」といった意見もあれば現状に特に不満はないけれどももっともっと同じ国の留学生同士が話せる今回の「アイディアソン」のような企画・コミュニティをもっと作ってほしいなどといった意見が多く見受けられました。

2回の現実の場での議論に加えて、SNS等も利用した議論の成果は、UDC2018のコンテストに応募中です。また成果は、2019年1月19日に開催された「留学生新潟発見コンテスト」(主催:新潟市国際課)への出展もおこなわれ、参加3グループのうち「グループ①留学生の心理的支援」は第3位入賞を果たしました。

さらに、2019年3月16日、一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)主催の「アーバンデータチャレンジ2018(UDC2018)最終審査会」において、多様な活動実績が評価され、研究会を含む新潟ブロックが「地域拠点新人賞」を受賞しました。
2019年度においても、研究会ではUDC2019の活動への取り組みを始めています。

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