「人は夢を失ったときに初めて老いる」~池田茂氏の特別講義をお聞きして~(准教授 富山栄子)
池田茂氏の特別講義がありました。
池田茂氏は東大法学部卒業後、NTTに入社、その後、NTT-MEなどの社長を経て、現在はスカパーJSATホールディング社外取締役をされています。
御著書『情報の大発見時代をどう生きるか:連脳社会で環境革命』(NTT出版)でも述べられているように、ユビキタス社会の到来は人間同士はもちろん、世の中に存在するすべての物が、ネットワークでつながることになる。ユビキタス社会=連脳社会と名づけらました。
「連脳社会ではひとりひとりの民主主義は健全な市民、脳が大切である。コミュニケーシヨンは脳と脳との間で行われている。コミュニケーシヨンは役者が必要で、わかりあえるコミュニケーシヨンをやったかどうか?政治はコミュニケーシヨンそのものであるが、今回の自民党の大敗は国民の意識の変化と政治家の意識の変化がコミュニケートしなくなった結果である。アメリカもクリントン―クリントン、ブッシュ―ブッシュの世襲制はよいとはみなされなかった。大きく世論を動かしたのがインターネットを中心とした一人ひとりの力である。コミュニケーシヨンをするとは、脳がつながることである。脳と脳をつなげることが大切だ。」
コミュニケーシヨンはビジネスにおいても仕事を行うにおいても友達を作ることにおいてもあらゆることにおいて、非常に大切ですよね?コミュニケーシヨンがうまくいかないとは、自分の脳と相手の脳がビビビとつながらないというのは、いい表現だと思いました。コミュニケーシヨンとは、自分の考えていることを相手に伝え、相手の考えていることを自分の脳で受け止めることであると考えると、コミュニケーシヨンもスムーズにいきそうだと思いました。
また、いいなあと思ったお話としては、
1.大きな流れを理解しながら自分のビジネスを考えること。
2.新井満は『青春』のなかで、マッカーサー元帥の言葉を座右の銘にした。
「年を重ねただけでは人は老いない。夢を失ったときに初めて老いる。」
だから、心の中にアンテナを立てよう。偉大な人からのメッセージがある。世界で何がおきているのか?歴史、崇高な大自然、歴史は時間的なものに、大自然は空間的なひろがりのなかでメッセージを受け取れるようにしよう。メッセージは歴史や大自然からあるので、アンテナを高くして自分で受け取れるようにしよう!
という点です。
さて、あなたの夢は何ですか?