事業創造大学院大学

2026年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

お知らせ

2009.02.12

仕事のできる人~佐藤義孝社長の講義をお聞きして~(准教授 富山栄子)

NTTインテリジェント企画開発株式会社、佐藤 義孝 代表取締役社長の特別講義「激動の時代をたのしもう!-ニュービジネスでワクワク・ドキドキー」がありました。

NTTインテリジェント企画開発株式会社は、オフィスづくりのゼネコンであり、オフィスにかかわるマネジメントが主たる事業内容です。佐藤社長は電電公社入社後、NTTフェニックス通信網(株)、NTT-X(株)、NTT-MEコンサルティング(株)など、大企業でニュービジネス(新規事業)を次から次へと立ち上げてこられました。その秘訣は「仕事を楽しむ」こと、人脈の拡大に時間とコストをかけること、ビジネス関係はギブ&テイクであることにあります。

佐藤社長は新潟県魚沼市(旧入広瀬村)に生まれ、子供のころに冬の厳しさを体験してこられました。雪の苦労に比べたらサラリーマン生活は楽しかったそうです。

(先日、南魚沼に行く機会がありました。新潟市内はぽかぽかと春のような陽気だったのですが、南魚沼にはまだ雪があり、体感温度は10度くらい低いように感じました。室内でストーブを焚いても、コートを脱ぐことができませんでした。スカートではなく厚手のパンツを着用しておりましたが、足の芯からしんしんと冷えました。同じ新潟県でも、ここは別世界だと思ったのでした。)

社長は、このように小さいころ雪で苦労してこられましたが、
耐雪→克雪→利雪→遊雪
と時代とともに、変わってきたそうです。この体験が、後の人生の元気の源になっています。すなわち、「辛いことも楽しむ」という点です。

仕事ができる人に共通しているのは、いずれも

1.仕事(人生)を楽しむ
2.人に与え続ける。
3.顧客は内部にはいない。いざという時に力になってくれる人脈を構築せよ。

とポジティブに人生を生きている点です。佐藤社長もそうやって生きてこられました。

最近では、佐藤社長はグリーンオフィスを創ることを全社ビジョンとして掲げておられます。すなわち、環境負荷が少ない、従業員の体によいオフィス設計です。
欧州(デンマーク、スウェーデン、ドイツ、フランス、スイス)の環境の取り組みの視察では、日本が依然として石油に依存し、いかに後れているかを痛切に感じてこられたといいます。
たとえば、ドイツではソーラー発電で、国が電力を買い上げており、人口23万人のシュツットガルトの町では、ソーラー発電で1500の職場と、9600人の雇用が生まれているそうです。
風力発電が盛んなデンマークでも風力発電による電力を国が買い上げており、一般市民1000人が出資して、4~5億円の基金を創設し、風力発電機に出資し、老後の楽しみにしているといいます。

日本でもこうした環境ビジネスは今後間違いなく普及しそうですね。私たちもエコライフを楽しみましょう!