北京市フートンと高級車ランボルギーニ(教授 富山栄子)
北京市は、巨大なホテルに高層マンションが立ち並び、大都会です。
走っている車も高級車が多いです。
庶民の生活ぶりはどうなのでしょうか?
北京のフートンを訪れました。明代から続く北京の庶民の住宅街です。
800年も続いているので、大変古い印象を受けました。トイレも共同。
路地で垣間見られる生活の様子は、映画でみる日本の昭和20~30年代のようです。
かなりのショックを受けました。
今の時代にこういう暮らしをしているのかと・・・。
高級スーパーの品揃えとは、大きな大きなギャップを感じました。
フートンにはどういう人が暮らしているのか、聞いてみたところ、
中国人の研究者は、「彼らは資産2~3億円相当で、金持ちが買い占めている」。
北京に暮らす駐在員の方は、「資産5000万円くらいでしょ。」
と。
一見、大変貧しい・・・・。
しかし、北京市のど真ん中という絶好の立地で、資産価値が高い。
だから、将来を見込んでお金持ちの中には買い占めている人もいるという感じでしょうか。
本当に貧しくて昔からフートンに住んでいる人と
お金持ちで、フートンを買い占めている人ときっと両方いるのだと思います。
こちらは、北京市郊外の中古車市場です。
高級車ばかり集めた市場ができました。
ここには世界では類まれにみる超~超~高級車が何百台も陳列されています。
ランボルギーニは7000万円以上だそうです。
ほかにもポルシェやフェラーリなど、いずれも、3000万円以上です。
3000万円以上もする高級車がよく売れるのだそうです。
中国の北京市以外のところからも買いにくるそうです。
たとえば内モンゴルあたりから、飛行機で北京まできて高級車を買って、乗って帰るのだそうです。
ここにいると、ベンツもレクサスも普通の車に思えてきます。
中国人の大金持ちは半端ではありません。
このすさまじい貧富の格差!これが中国の実態なのだと感じました。