中国青島報告(教授 富山栄子)
大学院の仕事で、4月に中国青島に行ってきました。韓国のインチョンから1時間半で青島に到着しました。
確かに赤い屋根と蒼い海が印象的な美しい町でした。ちなみに、人口は、山東省が9400万人、青島市だけで750万人もいます!
中国海洋大学の修教授によると、青島の魅力は以下のとおりです。
1.日本総領事館が昨年設置される。新潟にも今年中国総領事館が設置される。
2.ハイアール、ハイセンス、青島ビールなど有名な企業が多い。日系企業は亀田製菓の青島工場、コメリの上海駐在員事務所の青島事務所をはじめ、1000社ある。韓国系企業は10,000社。
3.赤い屋根、蒼い海、緑の木、青い山で風光明媚
4.農業、漁業(日本、韓国へ)ともに中国NO.1
5.世界の港湾トップ10に入る有数の港湾
6.観光地・リゾート地
7.日本から近い、交通便いい
8.便数多い
9.日本料理多い、海鮮料理が多い
10.天気がいい
11.日本人学校がある
12.農産品が豊富で輸出している
13.下関市からフェリーで丸一日でくる。山口県、下関市、和歌山市などと姉妹都市提携(ふぐの料理屋が5~6軒ある)。
こんなにいいところなのに、なぜか、ガイドブックには青島についての紹介がありません。日本からの観光客も多いとはいえません。これからまだまだ発展する可能性を大いに秘めた所です。新潟よりもはるかに都会でした!
青島市には中国海洋大学があります。中国国家重点大学であり、名門校です。キャンパスは3つあり、超豪華で実に立派です!学生たちは皆さん、非常に優秀でした。
ちなみに、今回は3年生の学生の方々に大学院説明会を実施しました。わが大学院の修了生で、愛すべきわがゼミ生の張さんが、わざわざ中国南部から飛行機で2時間半もかけて駆けつけてくださいました!そして、ご自身の大学院での体験や感想について語ってくださいました。張さんどうもありがとう!
中国でも就職難+高学歴化が進んでおり、中国海洋大学では、事務職員になるために最低でも、修士号をもっていないと採用しないのだそうです。教員になるには「博士号」必須だそうです。なかなかすごい時代になったものです。
今回、この中国海洋大学と提携について前向きな話をすることができました。正式な調印等の手続きはこれからとなりますが、将来、院生らと一緒にハイアールやハイセンス、青島ビール、亀田製菓などの現地調査に行きたいと思ってます。