ゴールデンウィーク(准教授 富山栄子)
「ゴールデンウィークはどうされるのですか?」と、ある留学生に聞かれました。
「仕事します・・・。」
ゴールデンウィークといえば日本人はレジャーに繰り出すと留学生は思っているようです。
「ゴールデンウィークはどうされたんですか?海外とか?」と別なスタッフにも聞かれましたが、
「仕事してました。後は食事に行ったり、温泉に行ったり。子供のアッシー君したり・・・。衣替えをしたり・・・。」
ゴールデンウィークが終わるころ、例年「成田から帰国した人で混雑」というニュースが流れますが、なんだか別世界の話です。
4月25日が論文の締め切りだったのですが間に合わず、ゴールデンウィークの大半は論文と格闘していました。ようやくできた論文も、人に読んでもらい、コメントをもらい、よりよいものに仕上げなくてはなりません。ゴールデンウィーク中に論文をメールでお送りしコメントをいただくというのはなかなかできないことです。今回、2人の先生にお送りし、お二人からすぐにコメントをいただきました。本当にありがたかったです。
私も論文をお送りいただいたときには、どんなに忙しくとも、また大して役に立つようなコメントができなくても、何でもいいので気づいたことをコメントして必ずお返しするようにしています。そういう方を何人もつかが大切だと思います。
まずは自分が人の役に立つことから始めなくてはなりません。
ようやく書き上げた論文のタイトルは
「中国民族系メーカーの対ロシア市場戦略:奇瑞汽車、長城汽車、吉利汽車のケース」
というもので、『ロシア・ユーラシア経済―研究と資料―』2009年6月号、No.923(ユーラシア研究所)に掲載されます。
内容は中国の民族系自動車メーカーの最大市場であるロシアで、なぜ中国車が選好され、いかにその代表格であるメーカーがロシアへ参入したのかについて参入方法と市場戦略、および、ロシアの自動車流通構造と消費者行動を分析したものです。低価格で、ある程度の品質でコストパーフォーマンスのよい車を、ロシアの消費者は欲していたこと。そうした特徴の中国車を取り扱いたいと希望するロシアの流通業者が多数いたため、ブランド力のない中国民族系自動車メーカーでもマーケティングチャネル拡張にそれほど苦労しなかったこと。ロシア市場において、「無消費者」であった学生や年金生活者、あるいはこれまで中国製のSUV車を購入したことがないビジネスマンや社会的ステータスの高い人が、「寄せ集め設計」で作られた中国車の最低機能とコストパフォーマンスを評価し購入していたこと。コストパフォーマンスを最優先に追求する低価格志向の中国民族系メーカーは今後、価格競争力で優位に立ち、世界の新興市場国を中心に劇的に成長する可能性があることを明らかにしました。
ゴールデンウィーク後半はせめて子供と遊ぼうと思っていたのですが、子供は子供で忙しく、毎日、学校の課題やら部活やらで、なかなか出かけられません。5月5日は十日町のテニスコートまで往復アッシー君をしてきました。朝8時に黒崎のパーキングエリアに立ち寄ったところ、超満員でした。ETC効果ですね?
連休最後の日には、カーブドッチの温泉「ヴィネスパ」に家族全員とおばあちゃんで行ってきました。日帰り温泉で、こんなに上等なリンスとシャンプー、クレンジング、ボディーソープを置いてあるところは他に見たことがありません。温泉に入り、お肌スベスベで美肌効果抜群でした!和食堂で、おいしい牛肉と魚を堪能してきました。今度はゆっくりと、あの「AVEDA」のSPAと美容院を体験しに来ようと思ったのでした。