事業創造大学院大学

2026年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

清田 達也さん

農家さんと一緒に海外で戦える「農業」を築き上げていく

清田 達也さん

株式会社せいだ 2014年4月本学入学

入学した動機について教えてください。

私が所属する株式会社せいだはいわゆる自営業で初代から数えて私で5代目になります。今では多くの人に支えられ、少しずつではありますが、規模拡大して参りました。その事業の承継をいかにスムーズに行うかが今後の弊社の課題ということもあり、必要なものを学ぶ為に入学を希望しました。また、株式会社せいだは「農業」をビジネスとして取り組んでいる企業です。今後激しく変遷していくであろう日本の農業とどう向き合っていくかという課題を是非考えたいというのも動機の1つです。

学んでいる科目について教えてください。

まだ入学して半年なので、春学期は、経営戦略や財務会計論等基礎科目を中心に、税法Aなど発展科目からも授業を選択して学びました。その中でも特に自分のためになったのが春学期に受講した「アジア経済とビジネス戦略A」でした。この科目は毎週異なるゲストスピーカーがいらっしゃって、主に自社の海外戦略について講演して下さるという内容です。県内の著名企業の方々から生の声を聞けて非常に良い刺激を受けたと感じています。秋学期からはこの科目の富山教授のゼミに参加し、海外での戦略について直接学ぶ予定です。

演習や事業計画書(ビジネスプラン)について教えてください。

まだまだ素案程度ではありますが、私は将来的には「農業」で海外進出したいと考えています。今や新潟の誇るべき「お米」や「野菜」、「果物」の農産物を海外へ輸出している企業も少なくありません。昨今の海外での和食ブームに乗ってこれから農産物の輸出はさらに加速していくと思われます。しかし肝心の生産者がどんどん減っていっては元も子もありません。離農やTPPといった今後直面する課題を乗り越える為にも私は生産者である農家さんの収入の底上げと自信を持てる場を創造したいと考えております。具体的には農業そのものをソフト化し、海外の現地で生産、流通するという戦略を考えています。弊社の事業は農家さんの成長なくして成り立ちません。農家さんと一緒に海外で戦える「農業」を築き上げていくことが今後の課題であり、弊社の将来的なビジョンであるかと思います。

MBA取得後の将来の目標について教えてください。

今新潟は国から農業特区に指定されたり、農業や食育関連の施設ができたりと今後国内外問わず注目されるのではないかと私は思っています。必ずそこにチャンスはあるはずなので、私自身グローバルの波に乗れるよう、今後も関心のある科目はできるだけ受講したいと思っています。大学院で学んでいる科目は本当に自分に直結しているものばかりなので、日々考えさせられます。考えたこと、学んだこと、得たことを全て自分の事業に活かすのが個人的な目標かと思います。