事業創造大学院大学

2026年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

ソド・チャンドマニチメグさん

お客様と従業員そしてモンゴルの発展に貢献できるような企業を築いていきたい

Sod Chandmanichimegさん

モンゴル/モンゴル国立大学出身 2017年4月本学入学

大学院に入学した理由

母校のモンゴル国立大学で勉強し始めたときから日本で留学することが夢になりました。大学を卒業してから5年間ぐらいモンゴル・日本人材開発センターにて働きました。しかし、「このままだと自分が進行・発展しない!」と思い、突然退職しました。所属先の皆さんにも迷惑をかけ、家族・仲間からも反対されていましたが、私は一度決意したら振り向かないという変な性格を持っていて、「自分の選んだ道を自分で責任をもって歩む」ことを決意しました。

それから、5社ぐらいの企業にて仕事をし、モンゴルの製品製造、販路、輸出入、人材マネジメントなどの面でたくさん体験させていただきました。しかし、いつもこのやり方だとモンゴル国発展のためにはならないと思われる何かの問題点がそれらの会社にあり、「自分が起業する場合はどうすれば、お客様にとっても従業員達にとっても一番快適で適切になるか」についてずっと悩んでいました。残念ながら、当時経営的な知識ほぼゼロだったため問題解決方法を探りようがなかったです。

一方、私の働いていた5社の一つであるモンゴル国カシミアメーカー上位の「アルタイカシミア()」の時、モンゴル畜産商品のすばらしさ、特徴、市場などについて勉強し、モンゴルの伝統的な製品の自然性・有機性・持続性に心が動きました。自然性を保ちながらIoTがどんどん発展している現代に受け入れられる商品を開発する事ができれば成功すると思いました。そして、会社の社長(経営者)とはどうあるべきか、ビジネスのやり方(ビジネスプラン、経営戦略)、商品・サービスの売り方(マーケティング戦略)、お客さんとの接し方(サービスマネジメント)などの面でプロの会社を作る方法を探りに、日本の事業創造大学院大学に入学しました。

新潟での大学院生活

学術的理論ができるように頑張っていますが、まだ専門的な理論などを普通に言えたり、満足のいくディベートができるようになったりしていません。学生主体の毎月の交流会を楽しみにし、それまでに課題と宿題などを全部終わらしましょうと自分をプッシュしています。日本人の学生やほかの留学生とグループになって課題を作成することが非常に勉強になるし、楽しいです。

また、燕三条というものつくりの町と非常に近いところで勉強していることがうれしいです。「Snow Peak」を始め長年の歴史がある会社とその商品と携わることがとても感動的です。

将来の目標や夢

上にも挙げたように、お客様と従業員そしてモンゴルの発展に貢献できるような環境改善及び経営戦略的に優れた企業を築いていきたいです。

留学を考える皆さんへメッセージ

今まで日本に来るためにたくさんトライしていましたが、そのときは色々な面での状況が整っていなかったのかわかりませんが、殆どうまくいかなくて、落ち込んで自分を責める時がたくさんありました。ですから、今回日本に来て事業創造大学院大学で勉強する事ができるようになるまでは、決して平らな道ではありませんでした。

一つだけあきらめてなかったことは、日本に行けたらいろいろチャレンジできるチャンスが開かれ、「私だったらきっと日本で活躍できるに違いない」ということです。

事業創造大学院大学を始め日本への留学を考える皆さんには「人生のなかでどんな凸凹な道に面しても決して夢をあきらめるな」と励ましてあげたいです。