新潟とベトナムをつなぐ~ベトナムビジネスマッチングと現地調査報告~
2017年9月14日~20日、ベトナムのハノイ、ホーチミン、カントーで「文部科学省地(知)の拠点COC+国際交流事業 第4回ベトナムビジネスマッチング・現地調査」を実施しました。
事業創造大学院大学のベトナムビジネスマッチング・現地調査は、大学院が教育現場から踏み出して、地場新潟からの進出企業とベトナム人修了生のネットワークをつなげる試みとして、学内外から評価をいただいています。
第4回ベトナムビジネスマッチング(ハノイ国家大学外国語大学)
産学官金の連携につながる
ビジネスマッチング
ビジネスマッチングでは、まず現役学生は、自らの仮説を基にした事業計画書のアンケート調査を実施し、現地でしか入手できない貴重なコメントをいただきました。修了生は、現在そして今後のビジネスをプレゼンすることで自らの事業を知ってもらい、本学やベトナム、日本人ネットワークの利用・拡大につなげることができました。新潟県企業の部門では、株式会社シンセンホールディングスの佐野社長からは、自社の事業内容の紹介とベトナムで展開したい事業について、BIDVジャパンデスク(北越銀行)の藤澤氏は、ベトナムにおける地方銀行の活動について発表されました。今後の産学官金の連携につながるきっかけになりました。
当日は亀田製菓合弁会社副社長の大塩様、本学修了生、交流協定校の先生方・学生にも多くご参加いただき、活発な議論を交わすことができました。横と縦の連携により、現役学生や修了生のベトナム事業が、着実に実を結んできています。
カントー大学での研究セミナー
新潟との共通点が多いカントー市の
カントー大学でのセミナー
メコンデルタの中心地カントー市は、近年日系企業も注目している都市です。米どころ、豊富な魚介類、食品加工業の集積と発展等、新潟との共通点が多くあります。カントー大学との研究セミナーでは、農学部の4人の教授・准教授から、豊富な農業と魚貝類資源を活用したメコンデルタの食品加工業、食品流通、食品の安全性の確保等について講演を行っていただきました。
続いて、株式会社タケショーの田中社長が、メコンデルタにおける「カントーフードバレー」構想についてプレゼンし、今後の共同研究の可能性について活発な議論を行いました。参加した学生に大いなる刺激を与える内容となりました。
国際化の現状とベトナムでの
事業内容を把握する現地調査
その他、新潟県企業である日本精機ハノイ工場、昭栄印刷、亀田製菓南部工場と、日系企業であるキューピーベトナム、Good Lifeを訪問し、現地調査を実施しました。訪問して感じた共通点は、女性が優秀で、女性の活躍が進んでお
り、従業員の約7割を占めていた点です。また、ベトナム人従業員とのコミュニケーシヨンを図るため、各社それぞれ工夫をこらしていました。 調査の一部を、新潟総合テレビ(NST)のASEAN支局が取材され、9月29日夕方のニュースで放送されました。調査に全面的にご協力を頂きました全ての関係者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。
亀田製菓南部工場訪問
Good Life 訪問
※この内容は、広報誌(J-PRESS)の記事を転載したものです。
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