事業創造大学院大学

2026年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

学生の声

鈴木 涼子さん

地域に密着した会計事務所を目指しています

鈴木 涼子さん

株式会社鈴木経営コンサルティングサービス 2015年4月本学入学

入学した動機について教えてください。

私は将来税理士として、父が経営する公認会計士・税理士事務所で父の片腕として仕事をしたいと考えています。大学院では、所定の科目や演習を履修し、大学院を修了することにより、税理士試験科目の一部免除の申請ができると聞き、入学を考えました。出身大学では経営学の基礎的な部分を中心に学んでおり、実践的なビジネスに活かせる経営を学び、私自身ステップアップしたいという強い思いがありました。税理士として顧問先に経営に関する指導ができるように会計や税法の知識だけではなく、企業経営に関する知識を修得していきたいと思い入学しました。

学んでいる科目について教えてください。

大学院では、経営の基礎科目から発展科目まで履修しています。「マネジメントサイエンス」では、最適戦略、意思決定理論、感度分析、ゲーム理論などの理論やパソコンを使っての演習をしました。ゲーム理論では、あらゆる問題をゲームとして考える手法で、問題の全体像を把握することでどの部分を改善すれば問題解決できるのか、先読みをして予測することで問題解決に繋げる戦略を学びました。仕事でも日常でも将来予測をして今後どのようにしていくのかといった戦略は重要だと思います。今までにない視点で物事を考えていく手法は面白く、とても為になる授業でした。

演習や事業計画書(ビジネスプラン)について教えてください。

演習では租税法について研究し、修士論文の作成に向け進めています。私は大学で「消費税における問題点」について卒業論文を作成しました。日本の消費税法には、所得が少ない人の方が収入に対しより大きな割合で税の負担が発生してしまう逆進性の問題や、免税事業者や簡易課税制度など、消費者から預かった消費税を納税していない差額分で事業者が不当に利益を得てしまう益税の問題など多くの問題や欠陥を有している等、様々な問題があります。これらの問題点をどのように改善すべきかについて研究することが重要と考え、大学院では修士論文に加え、判例研究や海外の消費税法を研究し、日本の消費税法のあり方について研究を進めていきたいと考えています。

MBA取得後の将来の目標について教えてください。

私は経営に強い税理士になりたいと考えています。中小企業を中心としたお客様が多いと思いますので、地域に密着した会計事務所を目指しています。お客様には税法の知識はもちろん、大学院で培ってきた知識を最大限に活かし、それぞれの会社に応じてお客様に的確なアドバイスを行っていきたいと思います。大学院では理論的なことから実践的なものまで学び、会社経営の成功例も失敗例も研究しています。お客様が困っているときは、経営のノウハウを活かし、その時の経済や経営環境を見定めてその中でもどの方法が良いのか提案をしていきたいと考えています。