3/21学位記授与式・修了式
3/21学位記授与式・修了式
2010年3月21日(日) 学位記授与式・修了式が執り行われました。
仕事をしながら、夜間に学びMBAを取得したみなさんの晴々とした顔がとても印象的でした。
また、修了生を代表しての桑田さんの答辞には大変感銘を受けました。
そこで、みなさまにもご紹介したいと思います。ぜひご一読ください。
<答 辞>
26年ぶりの大雪に見舞われたこの新潟も、ようやく春の訪れを感じさせる季節となりました。
本日は、湯川学長、諸先生方にご臨席を賜り、私たち修了生のために、このような学位記授与式を挙行して頂き、誠に有り難うございます。私たち修了生一同が、無事に、この晴れの日を迎えることができましたのも、ひとえに湯川学長はじめ諸先生方、事務局の方々、そして、それぞれの職場で一緒に働く方々の暖かいご理解のおかげと心より感謝しております。
私たちは、湯川学長から頂いたお祝いと励ましの言葉を胸に刻み、それぞれの新たな人生の第一歩を、胸を張って踏み出してまいります。
2年前の春、この大学院に入学した頃を振り返ってみますと、先に修了した職場の先輩から「とにかく大変だが頑張ってこい」と送り出された私は、どのような新たな出会いがあるのだろうかという「期待」を持ちながらも、一体この先どのような試練が待ち構えているのか、どこまでついていけるのかという「不安」の気持ちの方が大きかったことを覚えています。
仕事をこなしながら講義や課題に取り組んでいくことは、想像以上にハードなことでしたが、私たち院生の想像を遥かに超える行動力と人脈、そして輝かしい実績を持つ諸先生方のときに厳しく、ときに温かいご指導の下、無事に事業計画書を作り上げ、今日のこの日を迎えることができました。
一つひとつの講義に思い出はありますが、必修科目の「ビジネスプラン作成法」では「パン屋」と「中華料理屋」が、「企業会計」では「ラーメン屋」がそれぞれ課題として与えられ、実地調査と称して足繁く店舗に通い、店内を怪しげに見回しながら大いに食べたことは楽しかった思い出の一つです。
その他にも、専任・非常勤の先生方の経験と知識に裏打ちされた興味深く説得力のある専門的講義、そして実務の第一線で活躍されている客員教授の皆様の起業家精神に溢れた講義を直に聴く貴重な機会に恵まれ、たくさんの有り難いお言葉をいただきました。
入学の際には湯川学長より、「問題は解決されるためにある。強い信念を持って取り組むこと」を、「経営戦略特論Ⅱ」の早野先生からは、「諦めない」こと。決して「諦めない」気持ちを持つことを教えられました。これらの言葉は、日々の行動において私自身の支えとなっています。
また、共に学んできた仲間たちの存在も忘れることはできません。年齢やそれぞれの立場には関係なく、互いが互いの前向きな姿勢に刺激を受け、それが更なる向上心を生み、更に互いを高め合っていく。そのような素晴らしい関係を築くことができ、充実した大学院生活を送ることができました。
生涯の友と言える仲間たちとめぐり合う「場」を与えてくれた、この事業創造大学院大学には本当に感謝すると同時に、ここで学ぶことができたこと、そして出会った仲間たちを誇りに思います。
こうして互いに切磋琢磨し、貴重な経験を数多く積むことが出来たのも、諸先生方のお力添えや、陰ながら支えてくれた家族、快く送り出してくれた職場の皆様のおかげです。
支えてくださった皆様方に、修了生一同、感謝申し上げる次第です。
日本国内そして世界経済とも、いまだ先の見えない不安定な状況が続いております。厳しい状況は今後も続くと思われますが、今後私たちは「事業創造のスペシャリスト」として、この事業創造大学院大学で得たものをそれぞれのフィールドで存分に発揮してまいる所存です。
母国に還って起業を目指す者、所属する企業で新規事業の立ち上げに関る者など、進む道はそれぞれに異なりますが、第三期生として後輩たちの模範となるよう、横の繋がりを持ちながら、これからも精進を重ねてまいります。そして、それが私たちを支えて下さった皆様方への恩返しになるものと考えております。
最後になりますが、この二年間を楽しく充実したものにして下さいました、湯川学長をはじめとする諸先生方、また様々な場面で支えて下さいました事務局の方々、学びそして自分を見つめ直す機会を与えて下さいました職場の方々、そして家族、皆様に改めて感謝の意を表します。
あわせて、後輩の皆様方のご活躍と、事業創造大学院大学の一層のご発展を修了生一同、心より祈念し、答辞とさせて頂きます。
平成二十二年三月二十一日
事業創造大学院大学 事業創造研究科
修了生代表 桑 田 耕 栄