共同研究:製品開発に関するマーケティングの共同研究
本学は、経済産業省平成27年度サービス経営人材育成事業や文部科学省の地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)に参加している他、地方自治体や研究所、企業と様々な共同研究を進めていこうとしております。
その一環として、亀田製菓様とベトナム市場向け製品開発に関するマーケティングの共同研究に関する覚書を締結し留学生16名が参加した共同研究を2月22日に本学で実施しました。
亀田製菓㈱と本学在学生による共同研究の様子
一般的な商品企画プロセスは、インタビュー法、観察法、リード・ユーザー法などの探索的調査を経て、アイデア創出、コンセプト開発、プロトタイピング作成のコンセプトデザインを行い、市場規模の確認、競合・技術や顧客ニーズの確認などの検証的調査へと進みます。しかし、実際にどのような調査をいかに行っているのかということは実際に体験してみないとわかりません。本学院生にとっては製品開発や市場調査法などの実践を学ぶことができ、大変勉強になったと好評でした。
また、留学生の各グループから、アイデア創出やコンセプト開発等で提案させていただきました。これらの一連の作業には、大学院のビジネスプラン作成法や経営戦略、市場調査法、マーケティング等の授業で修得した基本理論、STP(セグメンテーション、ターゲッティング、ポジショニング)+4P、4C、4A、コンセプトデザイン等の知識が役立って、各グループから熱い思いを込めたよい提案ができたと思います。
これからも様々な企業といろんな形で共同研究を進めていきたいと思います。国際化が進む大学院を大いに活用していただけると幸いです。
地域・国際担当副学長・教授
富山 栄子
Tomiyama Eiko
【担当科目】
マーケティング
グローバル・マーケティング
演習Ⅰ・Ⅱ
東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒。
商社にて、輸出入ビジネス、海外企画、外国為替他担当。テレビ局で報道番組の翻訳・解説、通訳・国際交流業務他従事。法廷通訳を経て、新潟大学大学院現代社会文化研究科修了(経済学博士)。新潟大学他大学で、商学、マーケティング論、ロジスティクス論、地域流通産業論、現代ビジネス論、現代経営入門、ロシア語コミュニケーション等を担当。『ロシア市場参入戦略』(ミネルヴァ書房)『わかりすぎるグローバル・マーケティングーロシアとビジネスー』(創成社)他著書多数。
※この内容は、広報誌(J-PRESS)の記事を転載したものです。
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