事業創造大学院大学

2026年4月、事業創造大学院大学は
開志創造大学(仮称)へ名称変更予定です。

お知らせ

2011.04.01 お知らせ

学位記授与式 (2011年3月27日)

2011年3月27日学位記授与式を挙行いたしました。

 

仕事と学業を両立し、夜間に学び事業計画書を作り上げ、23名の方がMBAを取得されました。
修了生を代表して笹川良司さんが答辞を述べられました。以下にご紹介します。

 

  

 

<答 辞>
寒さもまだ残る中、暖かな日射しと共に春がすぐそこにやって来ております。
始めに、この度の東北地方・太平洋沖地震に於いて・マグ二チュード9という、戦後最大級の地震により二万人以上の死者・行方不明者が出る未曾有の大惨事となっております。地震によって被害を受けた皆様に心よりお見舞い申しあげ、亡くなられた方々に心よりお悔やみ申しあげます。
先月はニュージランドでも大地震が起きたばかりで、日本中が暗闇に包まれております。しかし、今我々は、未来を見つめて、全国民の力で乗り越えようとしています。一日も早い復興を心よりお祈りいたします。

 

さて、本日は、湯川学長、諸先生方・事務局の方々及び来賓の皆様にご臨席を賜り、私たち修了生の為にこのような、学位記授与式を挙式して頂き、誠に有り難うございます。私たち修了生が無事に、この晴れの日を迎えることが出来たのも、ひとえに皆様のご指導・ご鞭撻を賜り、そして何よりも、各企業の社長及び一緒に働く職場の方々の暖かいご理解のおかげと心より感謝しております。

 

思い起こしてみると、二年前の入学式の時は複雑な心境でした。仕事と勉強の両立に対する不安と期待が、大きく入り混じった心境であったことをよく覚えています。しかし、そのような不安を解消し、職域・年齢の垣根を越え素晴らしい仲間に恵まれ、互いに切磋琢磨してきたことで、このような不安を解消し、多忙の中にも、大変充実した生活を送る事ができました。

 

講義は決してやさしいものではありませんでしたが、諸先生方の実践的あるいは理論的であり、また熱意を感じられる講義からは、得るものが多く、演習では積極的に参加することで、納得のいく事業計画書を作り上げることが出来ました。講義全てに思い出があり、忘れる事の出来ないメリハリがあるものでした。

 

これ以外にも専任・非常勤の諸先生方による興味あふれる専門的講義、日本経済の中で活躍されている客員教授の皆様の、迫力ある講義と起業家精神など、挙げればきりが無い程素晴らしい講義に恵まれ、多くの知識と経験を得ることができました。
また、事業計画書作成では、始めは夢ばかり描き、壮大でラフな事業計画書でしたが、諸先生方のご指導を頂き、ブレークダウンした実現性の高い事業計画書を作ることができました。今後は、再度自分の事業計画書のブラッシュアップを図りながら、事業実現に向けて邁進していきたいと思います。
今、日本は政治の腐敗・経済状態は、東北太平洋沖地震への対応の悪さにより日本への信用失墜により、株価の下落・急激な円高と不安定な状況です、今後の経済が安定するには、かなりの時間が掛かると思われます。
私たちは、この事業創造大学院大学でさまざまな知識、財産を得ることができました。厳しい時代は続くと思われますが、「事業を創造すること」、「その精神を涵養すること」、この二つの建学理念を肝に命じ、二年間で得た知識・財産を、職場に新たな事業として活かし、努力する所存です。
事業創造大学院大学在籍中に得たものは多種多様ですが、これら今後の人生や事業展開でどう活かすかが、最も大切であると感じております。 そして、これらをうまく活かせれば、事業創造大学院大学で過ごした日々の価値も、一層高まると思います。私たちは、第四期生として後輩たちの模範となるよう、これからも精進を重ね、活躍する所存です。そして、それが私たちを支えてくださった皆様方への恩返しになると考えております。
最後になりますが、この素晴らしい二年間を充実したものにして下さいました、湯川学長をはじめとする諸先生方、また様々な場面で支えてくださった、事務局の方々、職場の方々、そして家族、皆様に改めて感謝の意を表します。
私達は、湯川学長始め諸先生方来賓の方から頂いた、お祝いと励ましの言葉を胸に刻み、新たな人生の第一歩を、自信を持って踏み出して行きたいと思います。あわせて、後輩の皆様方のご活躍と、事業創造大学院大学の一層の発展を修了生一同 、心より祈念し、答辞といたします。

 

平成二十三年三月二十七日

 

事業創造大学院大学  事業創造研究科
修了生代表 笹川良司