(株)プラネット代表取締役社長・玉生弘昌客員教授 【特別講義レポート】
(株)プラネット代表取締役社長・玉生弘昌客員教授 【特別講義レポート】
株式会社プラネット 代表取締役社長 玉生 弘昌 客員教授
2011年7月9日(土) 「大災害とBCP(事業継続計画)」
2011年7月9日(土)、株式会社プラネット・代表取締役社長で本大学院の客員教授も務める玉生弘昌氏により、特別講義が開催された。「大災害とBCP(事業継続計画)」と題した講義には、院生・一般の方を合せて、約50名の受講者が参加。
大震災が起こり、日本企業がいままで後回しにしていたBCP(事業継続計画)が、にわかに注目されるようになって来た。
BCPとは災害対策マニュアルを作ればよいと考えている向きがあるが、想定に基づいたマニュアルは、想定外には対処できない。
現場力こそが災害を克服できる力である。現場力とは、①組織目的の共有化、②企業価値の共有化、③解決方法の共有化によって発揮される。
「わが社は何のために存在し、誰のためにサービスをしているのか、今やっている仕事は何のためなのか」を現場で認識していれば、臨機応変に対応し、早期に修復ができる。
これらは、組織活性化の要諦であり、平時でも非常時でも通用する経営のポイントである。
1968年3月早稲田大学政治経済学部卒業。同年4月ライオン株式会社に入社。
1985年 プラネット株式会社常務取締役に就任、専務取締役を経て1993年に同社代表取締役社長に就任し、現在に至る。
旧通商産業省、旧郵政省、経済産業省、中小企業庁などの各種委員を歴任。
現在は、株式会社アイスタイル顧問、株式会社サカタウェアハウス顧問、社団法人流通問題研究協会副会長、株式会社BS朝日放送番組審議委員、コーネル大学日本校講師、経済産業省「SCM情報基盤整備事業」企画委員など、その活躍は多岐にわたる。
著書:「流通ネットワーク21世紀のミッション」1988年 ビジネス社、「なぜ日本企業の情報システムは遅れているのか」2003年 日本能率協会マネジメントセンターなど。
.