浅野浩美教授の論文が『キャリアデザイン研究』Vol.20に掲載されました
『キャリアデザイン研究』Vol.20に、浅野浩美教授が日鉄ソリューションズ株式会社との共同研究を論文にまとめたものが採択され、2024年9月12日に刊行されました。今後、J-STAGEにも掲載される予定です。
掲載情報
浅野浩美(2024)
「仕事やキャリアに関する『悩み』への対処に関する検討―『やり過ごし』と相談の効果に着目して―」
『キャリアデザイン研究』Vol.20,48-62.
仕事やキャリアに関して気になることがあるという人は多く、それを「悩み」と捉える者もたくさんいます。
人材確保や生産性向上などといった問題を抱える企業にとっても大きな問題ですが、悩みといってもさまざまなものがあり、個人による差もあります。
論文は、質問紙調査をもとに、悩みの改善に役に立つ対処や悩みの改善の得手不得手と役に立つ対処は何かなどを探ったものです。悩みへの対処が得意な者では、問題に焦点を当てた対処などのほか、問題を整理したうえで何もしない「やり過ごし」が有効であり、あまり得意でない者では相談が有効であることなどを明らかにしています。
プロフィール
浅野 浩美 教授
事業創造大学院大学 教授
人材マネジメント/人的資源管理論、市場調査法、演習Ⅰ、演習Ⅱを担当。
筑波大学大学院ビジネス科学研究科修了。修士(経営学)、博士(システムズ・マネジメント)。
厚生労働省で、人材育成、人材ビジネス、キャリア教育、就職支援、女性活躍支援等の政策の企画立案に従事したほか、労働局長として働き方改革を推進。高齢者雇用推進のための人事制度見直しマニュアルを執筆。
社会保険労務士。ライト工業株式会社社外取締役、日本キャリアデザイン学会理事、NPO法人日本人材マネジメント協会執行役員、NPO法人新潟キャリアコンサルタント協会特別会員等。
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